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IgEアレルギーって?アトピーとIgE抗体の関係性とは

皮膚の炎症の1つアトピーとは

アトピーとIgEアレルギーの関係性と検査方法

小さい頃からアトピー体質と診断され、現在は落ち着いている人や、大人になってからアトピーが発症した人など、アトピーが起こるタイミングや状況は様々です。発症すると強い痒みや湿疹に悩まされるアトピーは、なぜ起こるのでしょうか。原因のひとつとれさるIgEアレルギーとアトピーの関係性、検査方法について見ていきましょう。

アトピーはIgE抗体の過剰生産によって発症する

人の体は、ハウスダストや花粉、牛乳や大豆などの食品など、アレルギーの原因になる物質(アレルゲン)が体内に入った時に、「免疫グロブリン」という抗体を作ります。
アトピーに関連する免疫グロブリンは、IgE(アイ・ジー・イー:Immunoglobulin Eの略)といい、アレルゲンとの接触を繰り返して体内に蓄積されていきます。
炎症やかゆみといった症状は、この抗体の蓄積が許容を超えてしまった時に起こってしまうのです。

免疫疾患がIgE抗体を蓄積させる

免疫バランスが正常な場合は、身体の中で「Th1」「Th2」という2つの免疫細胞がバランス良く働き、体内に侵入したアレルゲン(抗原)を体外へ追い出します。

免疫システムに異常があると、このバランスが崩れ「Th2」の働きが活発になり、身体に害のない所にまで、IgE抗体を過剰に生産してしまいます。アトピー性皮膚炎になる原因の多くは、この免疫疾患によるものなのです。

IgE抗体検査でアレルギー体質のレベルやアレルゲンが分かる!

IgE抗体検査とは、血液1ml中のIgE抗体の量を数値化して測定する血液検査で、「総IgE検査(RIST)」と「特異的IgE検査(RAST)」の二種類があります。

アレルギー体質の程度がわかる総IgE検査

IgE抗体検査では、すべてのアレルゲンに対するIgE抗体の数値を計ります。アレルギー体質の程度、強さがわかる検査で、アトピー患者の8割以上は数値が高い傾向にあります。

総IgE数値は、「アトピー体質」または「アトピーが発症しやすい体質」の指標となる値なのです。

アレルゲンが特定できる特異的IgE検査

ハウスダストや花粉など、アレルゲンごとのIgE数値を計ります。この検査で、自分は何によってアレルギーが起きてしまうのか特定することができます。

正常値は0.34 UA/ml以下で、抗体がある場合は0.35から100までの数値で表します。また、0から6まで7段階のクラスに分かれており、クラス2以上でアレルギー反応陽性となります。保険適用の範囲は1回の検査で13項目までです。

IgE抗体の基準値は年齢によって変わる

総IgEの基準値は年齢とともに増加します。新生児にはIgE抗体はほとんど存在せず、生後半年くらいから増え始め、成人の正常値は170 IU/mL以下です。300を超えるとアレルギー体質の可能性があると言われており、人によっては10,000を超える場合もあります。

総IgEの基準値(IU/mL)

  • 1歳未満 20以下
  • 1〜3歳 30以下
  • 4〜6歳 110以下
  • 7〜成人 170以下

IgEの数値でアトピーの重症度・進行度はわからない

総IgE検査はあくまでアレルギー患者の経過観察、もしくはアレルギー体質の可能性があるかどうかを調べるもので、IgE数値によってアトピーの重症度や進行度を測ることはできません。

アトピーの重症度をはかる場合は、TARC値という皮膚の状態を数値化した検査を行います。

IgE数値だけにこだわらないで

IgE数値は個人差が大きく影響する値なので、数値が高いからといって必ずしもアトピーを発症するわけでもありませんし、低いからといって一生アトピーを発症しないというわけではありません。

低IgE値でも様々な誘因でアトピーを発症するケースはあるのです。IgEアレルギーがアトピーに大きく関わっているのは確かですが、あまりIgE数値だけにこだわらないようにしましょう。

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