皮膚の炎症の1つアトピーとは

アトピーと免疫力

アトピーの根本的な原因は免疫力にあった

アトピーは、完治が難しいと言われているアレルギー性の疾患です。アレルギーとは体内の免疫力が特定の物質に対して過剰に反応し、炎症やかゆみなどの症状を引き起すもの。そのため、免疫力のバランスが乱れて反応が過剰になると、アトピーにかかりやすくなります。アトピーの改善には、免疫力を向上させる生活を心がけることが大切です。

 

免疫力が高いのではなく「過剰」な状態

アトピーが起こる原因に関して「免疫力が高い証拠だから悪いことではない」とする意見もありますが、厳密にいえば免疫力が高いのではありません。本来無害な細菌にも免疫機能が過剰に反応して抗体を作ってしまう状態なのです。

アレルギーの原因物質となるアレルゲンが体内に入ると「IgE抗体」が免疫力により作られます。健常な人であればIgE抗体はわずかな量しか生成されませんが、免疫力のバランスが乱れるとIgE抗体の生成を抑えることができず過剰に分泌してしまうのです。IgE抗体が体内に一定以上蓄積されると炎症やかゆみなどが発症するため、アトピーの根本的な原因には免疫力が大きく影響していると考えられています。

免疫力が低下する原因は?

免疫機能が乱れ、免疫力が低下してしまうのは主に3つの原因が考えられます。

  • ストレスや冷え

    疲れから充分に睡眠がとれなかったり、仕事や人間関係でイライラしたりしてストレスがたまると自律神経に大きな影響を与え、脳から「免疫力低下ホルモン」が分泌されます。さらに、体が冷えることによって免疫細胞の働きが弱くなり、体のすみずみまで面積細胞が行きわたらず免疫力が低下してしまうのです。

  • 食生活による腸内環境の悪化

    免疫細胞の7割は腸の中で活動しているため、お菓子やアルコール、高タンパクな食品などの偏った食事や、過度なダイエットによるカロリー制限で栄養バランスが崩れると、腸内環境が乱れて免疫力が低下します。食品添加物を多く含むインスタント食品やファーストフードを摂りすぎると、肝臓や腎臓に負担をかけ、さらに免疫力を低下させてしまうので、注意が必要です。

  • ステロイド剤の使用

    長期的にステロイド剤を使用すると、免疫力を低下させてしまう恐れがあります。ステロイド剤は人工的にホルモンを合成し、少量で高い抗炎効果やIgE抗体の抑制効果が得られるため、アトピーの治療にも多く用いられています。しかし、IgE抗体だけでなく細菌やウィルスに対抗するIgG抗体の生成も止めてしまうため、免疫力を低下させてしまうのです。アトピー治療にステロイド剤を使用したことで症状が悪化してしまったという例も少なくありません。

免疫力の低下を改善するには

  • 皮膚を清潔にする

    免疫力が物質に対して過剰に反応してしまう場合、IgE抗体の数値をあげてしまう原因であるC. bovisという細菌から肌を守る必要があります。 私たちの肌には常に10種類以上の常在菌がおり、皮膚から病原菌が侵入したり増殖したりするのを防ぐ「美肌菌」と、膿や炎症を起こす「悪玉菌」に分けられます。 C. bovisは常在菌のバランスを崩し、悪玉菌を増加させてIgE抗体の生産を促してしまうのです。C. bovis菌や悪玉菌を減らすには、抗菌作用のある石鹸や保湿剤を使用し、肌を清潔に保ちましょう。

  • 腸内環境を整える

    免疫力を向上させるには、腸内環境を整えることが一番効果的。免疫力のもとである免疫細胞の7割は腸内におり、腸内細菌によって鍛えられています。食事の質や栄養バランスを考え、腸内環境を整えることで免疫力の低下を防ぎましょう。腸内環境を整えるには乳酸菌の摂取がおすすめ。ヨーグルトやサプリメントなどでビオフェルミンを摂取するとより効果的に腸内細菌を増加させることができ、腸内環境を整えやすくなります。食生活だけでなく毎日の生活習慣を見直して、自律神経の調整やストレスの緩和なども心がけましょう。

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