体の内からアトピーを改善する成分一覧

LGG乳酸菌

善玉菌を増やして腸内バランスを整える働きがあるLGG乳酸菌の特徴やアトピーへの働きなどを解説します。

腸内環境改善

腸に長くとどまり腸内バランスを整える

LGG乳酸菌は1985年にアメリカタフツ大学の教授らが分離に成功した乳酸菌。数ある乳酸菌のなかでも、胃酸や胆汁に負けることなく腸まで到達し、善玉菌を増やして腸内バランスを整える働きに優れています。その耐性はほかの乳酸菌と比較しても高く、研究論文は700種類以上にも及ぶそう。それだけ、世界的に注目を集めている乳酸菌だと言えます。ちなみに、LGG乳酸菌はさまざまな試験によって安全性が確認され、安価に取り扱えるという条件を満たした食品や、人体に有益な働きを与える微生物を表す代名詞として見かけるようになった「プロバイオティクス」の基準を満たしています。

現在は、世界40か国以上で商品化されているグローバルな乳酸菌ですが、商業権はフィンランドのバリオ社が独占していて、契約できるのは一国につき一社だけ。日本ではタカナシ乳業が販売権利を持っています。

特徴

  • 腸内環境を長時間整える

    今のところ乳酸菌のなかでは唯一線毛(毛が生えている)をもつ乳酸菌で、ヒトの腸由来の細胞表面に付着する能力を持っています。そのため、腸の中で長くとどまることができるので、腸内環境を長期間にわたり整えてくれます。このような特性から、別名、持続性乳酸菌とも呼ばれています。
  • 生きたまま腸まで届く

    胃酸や胆汁に負けず、生きたまま腸に届きます。腸に届いたLGG乳酸菌は善玉菌を増やし悪玉菌を減らしながらお腹の調子をしっかりと整えてくれます。アトピー予防や下痢予防、インフルエンザ、風邪予防など、さまざまな研究結果が発表されています。
  • 世界40ヶ国で商品化

    最先端の予防医療が行われているフィンランドで育った乳酸菌で、世界40ヶ国以上で商品化。一般的となっている作用から、学会などで報告されている、将来性が期待できるものまで、多くの可能性が報告されています。

アトピーへの働き

  • アトピー性皮膚炎の予防効果が高い

腸内環境を整えることで、アトピーに深い関わりを持つ免疫システムを健全な状態に導いてくれるLGG乳酸菌。アトピー経験のある妊婦さんを二つのグループに分け、LGG乳酸菌を摂取するグループと、摂取しないグループに分けて妊娠中に摂取したところ、LGG乳酸菌を飲んだ妊婦さんから産まれた子どものアトピー発症率は23%だったのに対し、摂取しなかったグループでは46%が発症したという結果が報告されました。つまり、アトピーの発症率は半分に抑えられるということになります。

アトピー症状の既往歴がある妊婦を「LGG乳酸菌投与群」、「プラセボ投与群」に分類。 この2グループの新生児に対し、アトピー発症す状況を観察した結果、LGG乳酸菌投与群の新生児のアトピー発症率は23%であったことに対し、プラセボ投与群のアトピー発症率は46%という結果になった。
Kalliomaki et al. (2001) The Lancet 357, 1076-1079

LGG乳酸菌をおすすめできない方

妊婦さんを対象にしたアトピー性皮膚炎の予防実験が行われているくらいなので、安全性は高いといえます。母親がLGG乳酸菌を摂取すると母乳に含まれる抗炎症成分の含有率が高くなるという報告もありますし、副作用等の心配はないでしょう。

LGG乳酸菌が含まれている食べ物

ヨーグルト 牛乳

LGG乳酸菌は、乳酸菌飲料やヨーグルトに含まれています。日本ではタカナシ乳業のみが販売権利を持っているので、場所によっては商品が入手できない場合もありそうですね。タカナシが販売元ではありますが、ファンケルの青汁とコラボした飲むヨーグルトなど、ユニークな商品もあります。

LGG乳酸菌配合のサプリメント

タカナシから販売されているのは、すべて食品でサプリメントは無いようです。ヨーグルトや飲み物はバリエーションが豊富なので、色々比べて試してみると飽きずに続けられるかもしれませんね。

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