アトピーのかゆみを緩和し良質な睡眠へ

音楽

音楽を聴くことでスムーズな入眠を

心地よい音楽を聴いていてふと眠ってしまった、なんていうご経験がみなさんにもあるのではないでしょうか。音楽にはいわゆる「ヒーリング効果」があり、心がリラックスして眠りやすい状態へと導かれます。また、音楽が肌にも影響があるといった面白い研究データも。アトピーのかゆみで眠れないという方は、眠りやすい環境をつくるためにも、音楽と睡眠導入との関係について知ってみてはいかがでしょうか。

音楽には睡眠導入の働きが

音楽にはヒーリング効果があるということは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。音楽を聞いてリラックスした気分になり、ふと気づいたら眠っていた、なんていう経験は誰しもがある話。

睡眠前に心地よい音楽を聴くことにより、睡眠の妨げになることはありません。むしろ音楽のヒーリング効果でリラックスすることにより、かゆみを忘れ、入眠のきっかけになることすらあるでしょう。

人によって心地よく感じる音楽やジャンルは異なるため、一概にこの音楽が睡眠時に良い、とは断言できません。いくつかのパターンの音楽を試してみて、睡眠時にもっとも心地よく聞こえるタイプの音楽をかけることで、眠れる環境づくりを心がけてみてはいかがでしょうか。

音楽が肌の状態を改善させる?

「音楽が肌に良い影響をもたらす」。こういった面白い考え方や研究もおこなわれています。医学的に証明された理論ではありませんが、一部のアトピー患者の経験の中において、肌の症状が改善したというケースが存在するのです。

こういった事象に注目し、神戸大学のある研究チームが以下のような研究結果を発表しています。

  • 音楽には分子を整列させる働きがある

    2014年1月8日、神戸大学の津田明彦准教授(同大学院理学研究科化学科)らの研究チームは、音楽と分子の集合体とが物理的に連動していることを明らかにしました。
    音波と分子との連動性については古くから研究されてきたものの、波長の問題から双方の連動性を測定することが不可能とされてきました。そこで津田准教授らの研究チームは、測定が可能な分子を設計・開発。「音楽を聴かせたときに分子内で起こっていること」の測定に成功しました。
    測定の結果、音楽を聴かされた分子は、音楽の調子に合わせ、まるで整然と踊るように整列を始めたというのです。これら一連の研究によって、音楽による流体への動的な影響が注目されるようになりました。

津田准教授の研究によって、音楽には分子を整列させる働きがあることが判明しました。しかしながら、それが人体、とりわけ人の肌にどのような影響を及ぼすのかに関しての臨床的な研究はされておりません。

一つの仮説として、音楽が体の流体(血液やリンパ液)を正常化させ肌の状態の改善に役立っているのではないか、と唱える人もいます。

いずれにしても、音楽がアトピーに効果があるといった根拠は全くありませんが、こういった研究がより進み、アトピー改善のきっかけにつながる可能性も全くのゼロではありません。

安眠に導く音楽のジャンル

音楽を聴くことによる効果は、心地よさを感じてリラックスして眠りやすくなるということです。どの音楽を聴けば心地よく感じてリラックスできるかは個人差があり、好みによるところが大きいですが、安眠に効果的な音楽として多くの人に選ばれるジャンルがあります。

クラシック

クラシックの曲を聴くととたんに眠くなってしまう人は結構多いですよね。ポップな曲に比べてリズムがゆっくりで単調なものが多いからともいえますが、クラシックには、激しい曲調やリズムの早いものもありますし、穏やかな場面から急に激しくなる曲もあるので、クラシックなら何でもいいというわけではありません。

特に安眠効果があるとの声が多いのは、モーツァルトの曲です。モーツァルトの曲には一定の周波数があり、自律神経の副交感神経を優位に働かせる効果があることが報告されています。

曲調も流れるような心地よいメロディのものが多いので、安眠のためには最適であると言えます。

環境音楽

環境音楽とは、イギリスの作曲家によって提唱された音楽のジャンルで、「アンビエント(環境の)」とも呼ばれています。どのような音楽かというと、作曲家の意図などを主張せず、シンプルなメロディで構成された作業用の効率を上げるBGMや、精神を落ち着かせるような目的で作られたものです。

実際に楽器で演奏された楽曲もあれば、水の音や波の音、鳥の声や虫の声などを集めた自然環境音楽と呼ばれるものもあります。あまりに静かすぎると逆に気が散るという現象を逆手にとって、雑音とも取れる音を音楽のように流すことで、リラックスさせる効果もあります。

ヒーリングミュージック

ヒーリングミュージックは、主に心身をリラックスさせてストレスを解消するような目的で作られた音楽で、音楽療法などにも利用されています。さまざまなアーティストがヒーリングミュージックを作成しており、やわらかなメロディや歌声、継ぎ目のない流れるような曲調のものが多く人気です。

安眠を導く音楽の取り入れ方

こうした音楽は、実際に聴いてみると、どれほどリラックス効果があるかわかるでしょう。安眠のための音楽は、非常に多くのものが作られており、CDなども販売されているので、好みのジャンルや楽曲を見つけてみてください。

安眠へ導くには、ヘッドホンなどで大音量で聴くのではなく、かすかに聞こえる程度で、眠るタイミングの30分~1時間前位から流してリラックスするようにしてください。寝ている間に聞こえる音楽は、雑音として捉えられることがあるので、タイマーや時間を決めて眠った頃には止まるように設定しておきましょう。

音楽により睡眠の質を高めることが何よりも大事

アトピーの症状を改善させるには、良質の睡眠をとることがとても重要。そして、良質な睡眠をとるためには、スムーズな入眠が不可欠となります。

あくまで音楽はそのきっかけにしか過ぎませんが、アトピーによりなかなか寝付けない方は、睡眠導入のための一つの手段として、眠れる環境作りを行ってみてはいかがでしょうか。決して難しいことではないので、かゆみ対策などと並行して試してみたい方法だと言えるでしょう。

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