アトピーのかゆみを緩和し良質な睡眠へ

好転反応による不眠

好転反応を経てアトピーが急激に改善することがある

アトピーの症状が急激に悪化し、その後、アトピーが治る人がいます。この一時的な症状の悪化のことを、好転反応と言います。好転反応の起こるメカニズム、具体的な好転反応の例、自分で好転反応をコントロールする方法をまとめました。

好転反応とは

好転反応とは、体が何らかの不具合に直面している際、その不具合が改善へと向かう岐路で生じる症状のこと。調整反応とも呼ばれます。

たとえば長時間正座をしていた際、私たちの足は血行不良という不具合に直面しています。そこで急に立ち上がると血行は改善していきますが、改善へ向かう岐路において、私たちは「足のしびれ」を自覚します。この「足のしびれ」は好転反応の一種です。

アトピーが改善に向かう岐路においても、一時的な「症状悪化」という好転反応を見ることがあります。

アトピーの好転反応発生メカニズムは?

アトピーとは、簡単に言えば体内に蓄積した有害物質の排出現象のこと。皮膚を通じて有害物質を排出する過程で、患者はかゆみを感じます。

体は有害物質をある程度ためておくことができるのですが、バケツの水のように、ためておくにも限度があります。この限度を超えた量の有害物質が体内にたまったとき、まるでバケツをひっくり返したかのように、激しいアトピー症状に襲われることがあります。普段の排出ルートでは排出しきれなくなった有害物質が、ありとあらゆる場所から一気に体外へと排出されている現象です。

バケツにたまった水は、ひっくり返してしまえば空っぽになります。同じく体にたまった有害物質も、好転反応が起これば空っぽに近い状態になります。結果として、好転反応を経由してアトピーが治る、ということになるのです。

アトピーの好転反応による不眠の症例

好転反応の時期、睡眠障害が悪化することがあります。以下は一例です。

  • 好転反応初期
    …体中のかゆみが著しくなり、眠りたい時間に眠れなかったり、眠ったと思っても3時間程度で目が覚めたり、などを繰り返す。
  • 好転反応後期
    …初期に比べてかゆみか軽くなり、睡眠状態も改善。症状が急に悪化すると軽度の睡眠障害を自覚。

好転反応による湿疹等の症状の程度に応じ、睡眠障害の程度も変化する傾向があります。

アトピーの好転反応はコントロールできる

人によっては、好転反応を意図的に作りだしたり、または好転反応の程度をコントロールしたりすることもできます。

好転反応が起こる理由は、自分を取り巻く内外の環境変化にあります。たとえば引越しをした直後に好転反応を経験する人がいますが、その背景には「空気の良い場所に移動して有害物質の流入量が減った」という外的要因があるでしょう。あるいは玄米食に変えたら好転反応が出た、という方も多いようですが、これは「今までよりも高い栄養価のものを体内に摂り入れた結果、有害物質の排出量が増えた」ということでしょう。

しかし、意図的に好転反応を作り出すべく遠くへ転居することは、現実的にかなり難しいこと。好転反応を作り出し、かつその症状をコントロールするには、食事等の口に入るものを調整すると良いでしょう。 

また、どうしても眠れないという場合には、いくら好転反応であっても眠れるための対策をとるべきだといえます。

そのまま眠れない状態を放置しておくことで、アトピー悪化の原因にも。

改善手前の状況である好転反応が見られる時期だからこそ、しっかりと眠れるための環境づくりをおこなっていきましょう。

アトピーで眠れない人の睡眠対策を詳しく知る

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