ひどいアトピーのかゆみを抑える方法

15アトピーの人は化粧品選びは慎重に

アトピーの人は化粧品選びは慎重に(イメージ)

化粧品は肌に直接つけるものなので、アトピーの人は慎重に選ばなければなりません。選び方を間違えれば、アトピーの症状を急激に悪化・重症化させることもあります。逆に選び方が適切であれば、アトピーの症状を無期懲役にしてしまうこともできるでしょう。ここでは、ファンデーションや日焼け止めなどを選ぶ際に、特に意識しておきたいことを詳しく解説します。

化粧品とアトピーの関係

化粧品選びに間違うと、アトピーの症状を悪化させます。 問題は、それら化粧品に配合されている化学成分。脂分の多すぎる化粧品は肌を保護しますが、一方で毛穴をふさいでしまい黄色ブドウ球菌を繁殖させる恐れもあります。黄色ブドウ球菌はアトピー性皮膚炎の原因ともなる細菌なので、過度な脂分を含んだ化粧品の使用や、または脂分の洗い残しなどには注意が必要です。

また、洗顔などに使う石鹸にも注意。アトピーと相性の悪い化学成分が含まれていることもあれば、あるいは、化学成分には問題がないものの、洗浄力が強すぎて肌の乾燥を招くものもあります。 アトピーの化粧品選びにおいては、成分をよく見るとともに、洗浄力の強さについて注意しましょう。

アトピーの化粧品の選び方

アトピーの人が化粧品を選ぶときには、以下に注意しましょう。

  • 刺激の弱い化粧品を選ぶ

    油分にオレイン酸を配合しているなど、低刺激の石鹸を選びましょう。もっとも避けたいのが、合成界面活性剤を配合した洗浄剤。肌のバリア機能を破壊してしまって様々な化学成分が皮膚の中へと浸透してしまうため、アトピーが急激に悪化します。

  • 無香料の化粧品を選ぶ

    香料には様々な種類がありますが、概して、アレルギー反応を起こすものが多いと言われています。石鹸、化粧水、ファンデーション、日焼け止めなど、どんな化粧品を選ぶ際にも「無香料」のものを選びましょう。

  • 医薬部外品は極力避ける

    医薬部外品には、多くの場合、合成界面活性剤が含まれています。有効成分を肌に浸透させるために、肌のバリア機能を破壊しなければならないからです。しかしながら、医薬部外品の認定を受けた商品は、その配合成分をすべて表示しなくても良いことになっています。全成分の表示を義務付けられた化粧品に比べれば、医薬部外品は逆にリスクが高いと言えるでしょう。

  • 商品を実際に試してから本購入する

    トライアルセットなどを申し込んで、一度パッチテストをやってから本購入を検討しましょう。湿疹などが生じないかをチェックしてください。

化粧品の種類別・選び方と注意点

クレンジング・洗顔料

アトピー肌の人には、ホホバオイルやココナッツオイルなど、天然ピュアオイルで作られたクレンジング・洗顔料がおすすめ。天然由来の成分は、水になじみやすく肌の成分に近いため、肌への刺激を最小限にしつつ、肌を清潔に保つことができます。アトピー肌の人にとっては、界面活性剤を含んだクレンジングオイルや洗顔料は刺激が強く、肌荒れの原因になってしまうことも。界面活性剤を含んだクレンジングや洗顔料は使用を控えた方がいいでしょう。

化粧水

アトピー肌の人におすすめの化粧水は、保湿効果の高い成分が含まれている化粧水です。高保湿成分として有名なのは、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチン、セラミドなど。アトピー肌の人は、お肌が乾燥している状態にあることが多いため、化粧水を使って肌の水分を維持するようにしましょう。一方で、一般的に保湿効果の高い化粧水には、肌への刺激が強い界面活性剤と一緒に含まれていることが多いです。アトピーを悪化させる原因となってしまうこともあるため、化粧水選びの際は、配合成分をチェックするようにしましょう。

美容液

美白や保湿、エイジングケアなどを目的として作られた、美容成分濃度の高い美容液。肌への刺激が強い商品が多いため、化粧水や乳液といった最低限のケアのみがおすすめ。しかし女性であれば、肌のケアの一環としてどうしても使いたいもの。配合成分を十分に調べて、刺激の低いものを選ぶようにしましょう。たとえば、美容液によく配合されているビタミンC誘導体。この成分は肌への刺激が強いため、代わりにプラセンタが配合されているものを選ぶと◎。プラセンタには抗炎症作用があり、アトピーにも効果的だと言われています。

乳液・クリーム

肌に水分と油分を補給して、水分の蒸発を防ぐ役割がある乳液・クリーム。クレンジング剤などとは違い、肌の汚れを洗浄することが目的ではないので、肌への刺激は全般的に弱いほうだと言われています。ただ、水分と油分を分離させないために界面活性剤が含まれていることが多く、それが刺激となってしまう場合も。セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどは高保湿で肌に優しいと言われているので、これらを選ぶ基準にするとよいでしょう。それでも心配な場合は、無添加のワセリンやホホバオイルなどがおすすめです。

アトピーのメイクは?

アトピーは肌が敏感になっている状態であるため、メイクを控えたほうがいいと思われがちです。しかし、正しい知識の上でメイクをすれば、紫外線対策になるばかりでなく肌トラブル軽減にもつなげることができます。

肌に優しいメイクのポイントは、洗顔だけで落とせるメイク。手順と一緒に紹介します。

  1. 1.化粧下地は使わず無添加のオイルで肌をカバー。
  2. 2.ファンデーションを筆やパフで優しくのせる。
  3. 3.アイメイクは薄め。ペンシルより筆タイプのほうが低刺激。
  4. 4.リップも塗る前にリップクリームで保湿をする。

化粧品選びの際は、天然由来成・無添加のものが安心です。オーガニックやミネラルといったキャッチコピーだけを見るのではなく、きちんと成分表示を見るようにしましょう。

アトピーのかゆみを抑えるのであれば質の高い睡眠を

かゆみを抑える方法は、実にさまざまなものがあります。

しかし「あらゆる方法を試しても、眠ろうとした途端にかゆみで寝付けない…」。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

それはいまあなたが試している方法が、一時的なかゆみを抑えるものにすぎないからかもしれません。

かゆみを根本から改善するためには、かゆみで眠れなかったり、眠りながら無意識にかきむしってしまっているという「アトピー悪化の悪循環」を止める必要があります。

ここで紹介したかゆみを一時的に抑える方法は積極的に取り入れつつ、しっかりと質の高い睡眠を取り、免疫バランスを整える。

アトピー悪化の原因となる悪循環サイクルを断つことを、ぜひ同時に実践していき、効果的にアトピーを改善させましょう。

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