ひどいアトピーのかゆみを抑える方法

17アトピーと運動との関係

アトピーと運動との関係(イメージ)

アトピーを改善させるための方法の一つに、運動があります。適度な運動がアトピーに良いことは、以前から知られていました。 ただ、適度とは言っても、具体的にどれくらいの運動が理想的なのでしょうか。また、具体的にどんな運動がアトピーに向いているのでしょうか。 アトピーと運動との関係についてまとめました。

アトピーと運動との関係

運動がアトピー改善に良いことは以前から知られています。その理由には3つあります。
第一に、全身の新陳代謝が良くなること。運動は血行改善につながり、新陳代謝を活発化させます。体内の毒素も排出されるなど、デトックス効果が期待できます。
第二に、ストレス解消になること。アトピー悪化の主要な原因の一つに、ストレスがあります。運動によって心身ともにリフレッシュすることで、ストレスを軽減・解消することができます。
第三に、胃腸の働きが良くなること。アトピーの原因の一つに、胃腸の機能低下による免疫力低下が指摘されています。運動は内蔵の働きを活発にするため、胃腸の調子も整ってアトピー改善を手伝います。

アトピーに最適な運動とは

ハードな運動はアトピー改善に逆効果。疲労がアトピーを悪化させてしまいます。無理しない適度な運動こそ、アトピーに必要な運動です。 おすすめは、ウォーキングです。ウォーキングを始めとした有酸素運動は、アトピー改善に好影響をもたらします。自転車や水泳も有効な有酸素運動ですが、始めるまでにひと手間かかるため、気軽にできるウォーキングのほうが継続しやすいでしょう。ウォーキング時間は30分程度が理想。何時間も歩き続ける必要はありません。

なお、ウォーキングをする際には紫外線対策を忘れないようにしましょう。紫外線は体内に活性酸素を生み、アトピーを悪化させる原因となります。 また、運動後に汗をかいたら、すぐにシャワー等で洗い流してください。汗の成分が肌に残っていると、アトピーの症状を悪化させてしまうからです。

運動でアトピーが改善される理由

自律神経を整える

自律神経とは、体の機能を調節するための免疫システムのこと。自律神経が正常に働いている場合、体内の副腎皮質で生成されるステロイドホルモン「コルチゾール」の分泌が正常に行われ、アトピーが悪化しないといわれています。しかし、一度自律神経が乱れてしまうとコルチゾールの分泌がうまくいかなくなり、アトピーを誘発・悪化させてしまいます。乱れた自律神経を整えるには、運動がおすすめ。特にウォーキングやジョギングといった有酸素運動は体に負担がかかりにくく、アトピー改善にも効果的とされています。

免疫力アップ

アトピーは体の免疫システムの誤動作によって引き起こされる症状であるため、免疫力アップがアトピーの改善につながります。運動を行うことでエネルギーを消費した体は、血流・体温上昇といった代謝が促進。血流が良くなることで免疫機能を持つ「白血球」が体内に行き渡り、免疫力が高まります。免疫機能が高まると、外敵を発見したり攻撃したりするようになることから、アトピーの原因となるアレルゲンや病原菌の予防につながります。

ストレスの発散

精神的ストレスを感じるとその情報が脳に伝わり、ステロイドホルモン「コルチゾール」の分泌が過剰になります。コルチゾールが過剰に分泌されると、免疫活動を担うリンパ球の機能を低下させて、体のあらゆる部分の抵抗力を弱めてしまうのです。ストレスをためこむことで体の抵抗力も弱まり、アトピーが悪化する要因ともなりうるので、定期的なストレス発散をしましょう。運動がストレスの発散につながり、アトピー改善につながると言えます。

気力の向上

なかなか改善が見られず、日々のかゆみに悩まされている場合、「一生この病気と向き合っていかないといけない」と悲観的な気持ちになり、気分が沈んでしまうことも。ストレスにもつながりかねないため、運動をすることで落ち込んだ気持ちを発散させ、相乗効果で気力の向上もはかれます。やる気が出ないことを嘆くよりも、まず体を動かしてみることが、最も簡単なやる気を出す方法です。

運動によりアトピーが悪化するケースも

前述したように、運動でかいた汗には注意が必要です。アトピーによりバリア機能が低下した皮膚は、汗による刺激を受けやすい状態です。コリン性蕁麻疹と呼ばれる湿疹や、ボツボツといった肌荒れの症状の併発、汗が肌をアルカリ性に傾かせて黄色ブドウ球菌を増殖させてしまうといったケースも。いずれの場合もかゆみを伴うため、アトピーがさらに悪化してしまいます。

血行促進

運動をすると、体中に酸素を行き渡らせようと血行が促進されます。一般的に血行が良くなるとかゆみは増幅される傾向にあるため、アトピーの方にとってもかゆみがさらに強くなる原因となります。そのメカニズムは単純明快。炎症部分の血流が良くなり毛細血管が拡張することで感覚神経が刺激され、かゆみが増すのです。

紫外線

外での運動は紫外線にも注意が必要です。紫外線は皮膚に直接的なダメージを与えるだけでなく、活性酸素も発生させます。活性酸素は皮膚の脂質と反応することで「過酸化脂質」という物質に変化。過酸化脂質が皮膚に蓄積し続けた結果、肌の保湿機能が低下してさらに乾燥が進み、アトピーの悪化につながります。

疲労

普段運動をしていない人が急にハードな運動を始めると、大きな疲労が蓄積されます。適度な疲れはアトピー改善に良い効果をもたらしますが、疲労が大き過ぎる場合、その疲れが皮膚炎として現れるケースも少なくなく、アトピーの悪化につながってしまうのです。

アトピーのかゆみを抑えるのであれば質の高い睡眠を

かゆみを抑える方法は、実にさまざまなものがあります。

しかし「あらゆる方法を試しても、眠ろうとした途端にかゆみで寝付けない…」。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

それはいまあなたが試している方法が、一時的なかゆみを抑えるものにすぎないからかもしれません。

かゆみを根本から改善するためには、かゆみで眠れなかったり、眠りながら無意識にかきむしってしまっているという「アトピー悪化の悪循環」を止める必要があります。

ここで紹介したかゆみを一時的に抑える方法は積極的に取り入れつつ、しっかりと質の高い睡眠を取り、免疫バランスを整える。

アトピー悪化の原因となる悪循環サイクルを断つことを、ぜひ同時に実践していき、効果的にアトピーを改善させましょう。

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