ひどいアトピーのかゆみを抑える方法

24アトピーのかゆみはストレスのせい?

ストレスを受けているイメージ画像

痒さや皮膚炎による外見の変化でただでさえ憂鬱なアトピー。「ストレスがアトピーを悪化させる」と聞いたら、どうしたらいいのかと途方に暮れてしまうかもしれません。しかしながら、残念なことにやはりストレスは、アトピーを悪化させる要因となっています。それではストレスがアトピーを悪化させる理由や対処法を学びましょう。

アトピーとストレスの関係性

心理的ストレスとアトピーとの関係は深く、対人トラブルや環境変化など様々なストレスが心にかかると、アレルギー反応が起こりやすくなります。

アトピー性皮膚炎を引き起こす原因には「遺伝因子」と「環境因子」があります。環境因子とは、ハウスダストやダニのようにアレルギー反応に直接関わっているものと、心理的ストレスや物理的刺激、化学的な刺激などが挙げられます。

アトピー性皮膚炎は重症化すると患者および家族のQOLに大きな影響を与える.またストレスで悪化することもよく知られており,皮膚症状が心理社会面に影響し,心理社会的因子が皮膚症状に影響するという心身相関がみられ,遷延化している例では悪循環が持続していることが多い96).そのため,診療においては心身医学的配慮が必要な場合も少なくない.心身医学的 配慮の必要なアトピー性皮膚炎の病態は,次の3 群に分けられる.
A.ストレスによるアトピー性皮膚炎の悪化,持続: 心理社会的ストレスがアトピー性皮膚炎の発症や再燃,悪化,持続に重要な役割を果たしている群で,ライフイベント,日常の心理社会的ストレス,抑うつ・不安などの情動状態が症状の増悪に関連していることが観察される.
出典:『アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2016年版』日本皮膚科学会

なぜ、アトピーとストレスが深く関係しあっているかについては、まだまだ研究が必要な分野ではありますが、一説によればストレスに反応し体が副腎皮質ホルモン(コルチゾール)というストレスホルモンを分泌します。コルチゾールは本来であればストレスと闘うために必要なホルモンですが、多すぎてしまうと、副腎皮質を肥大化させ、コルチゾールが効きにくい体になってしまいます。その結果、コルチゾールの持つ炎症を抑制する働きも効きにくくなり、アレルギー反応を起こしやすくなるのではないかと考えられています。[1]

[1]参考:『アトピー性皮膚炎なんでもQ&A』マルホ株式会社

このほかにも、アトピー性皮膚炎と不安が症状に深く関わっていることを示唆する研究は多くあります。

アトピー性皮膚炎の活動性パラメータとstate-trait anxiety inventry(STAI)を用いた不安度との関連を検討した.患者のSTAI値は正常人と比べて高く,また,特性不安度は血清LDH値と相関した.血清IgE値の高さによって特性不安度と状態不安度のプロフィールが異なっていた.この結果は,本疾患において,不安という精神的ストレスが疾患の病態においても関与することを示唆させる.
出典:『アトピー性皮膚炎と不安』臨床皮膚科』,55(5),2001

ストレスを解消させるために大切な3つのポイント

アトピーを改善するためには、ストレスを断つことが大事です。そこで以下に、ストレスを解消させるためにハズせない3つのポイントをご紹介。ポイントをおさえてつらい肌荒れやかゆみから脱却しましょう。

  • 睡眠

    睡眠には精神的な疲労を回復する効果と、身体を回復する効果があります。精神的な疲労の回復でストレスが解消され、身体を回復する効果でアトピーの炎症をおさえられるはず。
    睡眠の効果を高めるには、時間帯も関係します。夜型の生活と朝型の生活とではストレスを感じる度合いも変わり、朝型の生活を送る方がストレスを感じにくいことが分かっていますので、「早寝早起き」を心がけましょう。

  • 入浴

    暖かいお風呂によるリラックス効果は、ストレス解消にピッタリ。お湯の浮力も身体への負荷を減らして、リラックス効果をもたらします。暑い日ならプールや海へ行き、浮かんでいるだけでもストレスを解消することができますよ。

  • 適度な運動

    ジョギングやウォーキングなどで軽く汗を流すと、ストレスの解消だけではなく、アトピーの症状も緩和することができます。運動をしたことによって身体が適度に疲労すると、睡眠を誘発させることにもつながり、睡眠とダブルでストレス解消効果を得られるでしょう。

    3つのポイントを毎日欠かせずに続けるのが難しい場合、手軽に服用できるサプリメントがおすすめ。サプリメントなら、身体の内側からアトピー改善を促すことができますよ。

アトピーのかゆみを抑えるのであれば質の高い睡眠を

かゆみを抑える方法は、実にさまざまなものがあります。

しかし「あらゆる方法を試しても、眠ろうとした途端にかゆみで寝付けない…」。そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。

それはいまあなたが試している方法が、一時的なかゆみを抑えるものにすぎないからかもしれません。

かゆみを根本から改善するためには、かゆみで眠れなかったり、眠りながら無意識にかきむしってしまっているという「アトピー悪化の悪循環」を止める必要があります。

ここで紹介したかゆみを一時的に抑える方法は積極的に取り入れつつ、しっかりと質の高い睡眠を取り、免疫バランスを整える。

アトピー悪化の原因となる悪循環サイクルを断つことを、ぜひ同時に実践していき、効果的にアトピーを改善させましょう。

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